48: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 17:58:51.27 ID:oMgPCNNI0
もふもふもふもふもふもふもふもふもふ!!
廊下を大河のように流れるうさぎさんの洪水。
トイレは食堂から徒歩10秒もない距離ですが、今はそれがとても遠く感じられます。
49: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 18:00:16.42 ID:oMgPCNNI0
殺到するうさぎさんを菜帆ちゃんのぷにぷにボディで弾き(強い……!)、
追ってくるうさぎさんは私のたぬ尻尾でぺしぺし弾いて、
なんとかトイレに辿り着くことができました。
50: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 18:01:12.85 ID:oMgPCNNI0
「――は、排水溝からぁ……」
51: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 18:02:31.87 ID:oMgPCNNI0
「あうう〜〜っ!」
「ら、蘭子ちゃん! 今助けてあげるからねっ!」
「引っ張りますよ〜! よいしょっ! よいしょ〜っ!」
52: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 18:04:01.11 ID:oMgPCNNI0
「あ」
53: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 18:04:57.72 ID:oMgPCNNI0
「だ」
菜帆ちゃんが口火を切ります。
54: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 18:05:59.06 ID:oMgPCNNI0
「じんせいにはあらがいがたきしれんがあります」
「そしてときには、ひざをおることもあるでしょう」
55: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 18:06:43.91 ID:oMgPCNNI0
「「蘭子ちゃーーーーーー〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!!」」
白い雲にうごうご呑み込まれていく蘭子ちゃん。
蘭子ちゃんを徹底的にもふり倒したうさぎさんは、間もなく私達にも来るでしょう。
56: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 18:07:14.72 ID:oMgPCNNI0
「そんな〜……! でも、ちゃんとドアを閉めてたんじゃ〜……!?」
「冷蔵庫ん中にみつしり詰まってた!!」
「こわい!!?」
57: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 18:50:12.42 ID:oMgPCNNI0
―― うさぎだらけの街中
「魔法のノート?」
58: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 18:51:19.07 ID:oMgPCNNI0
「ちょっと見せてくれるかしら」
ノートは買ったばかりといった感じで、最初のページ以外はまっさらなままだった。
由愛ちゃんが指さすのは、白いページの隅っこ。
97Res/67.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20