52: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 18:04:01.11 ID:oMgPCNNI0
「あ」
ぷつんっ、と。
蘭子ちゃんの中で、何かが切れて。
「あっ、あぁっ、あぁあっ……あぁあぁぁぁ〜っ…………♡」
その時の彼女の顔を、私はきっと忘れないでしょう。
解放感と罪悪感。羞恥と快感。あたたかさと背筋の寒気。理性と幼さ。愛しさと切なさと心強さ。
そうした全部がない交ぜになった、泣き笑いみたいな表情……。
繋いだままの手が、ぴくっ、ぴくんと小さく痙攣し、やがてくてっと脱力しました。
真っ赤な頬に涙を流す蘭子ちゃんを見て、私達が何が起こったか遅まきながら理解するのでした。
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