99:名無しNIPPER[saga]
2018/02/12(月) 17:05:21.13 ID:cj2uMZuOO
〜翌朝〜
勇者「おはよう、ハーピー。なんだか清々しい朝だね! 魔王のことを考えて寝ていたら、ほら見てよこれ!」
〜勇者の指先から火が噴き出した〜
ハーピー「すっげぇ……中級の火焔魔法じゃねーか! すげーよ、勇者殿!」
勇者「寝ているだけでレベルが上がる。やっぱり僕には勇者の素質があるんだなぁ」
ハーピー「……そうだな、やったじゃん!」
勇者「ところでハーピー、昨日言ってた用事は何だったの?」
ハーピー「用事……用事かぁ! あれだよあれ、露店の食べ歩きしてたんだよ」
勇者「いいなー、僕も行きたかった」
ハーピー「カエルの卵とかナマズの精巣とか、人間世界じゃゲテモノとされてる食い物ばっかだ。勇者殿が食ったら、腹壊しちまうだろ」
勇者「相棒が逞しくて喜ばしい限りですっ」
ハーピー「で、今日の予定は?」
勇者「ギルドの依頼を受けてみる。他の冒険者と交流して魔王の情報も得たい」
ハーピー「お、それいいな! あッつつ……」
勇者「大丈夫? どこか痛むのか?」
ハーピー「擦り傷だ、気にすんな」
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