98:名無しNIPPER[saga]
2018/02/12(月) 15:08:50.08 ID:WhHCMqyKO
〜夜明け前。連戦に次ぐ連戦で傷ついたハーピーは、群青色の空をゆらゆら飛びながら海辺の町に帰り着いた〜
ハーピー「勇者殿、ごめんよ……。40までしかレベル上げられなかった。アタイが弱かったから……申し訳ない気持ちでいっぱいだ」
〜ゴミ宿屋の前〜
ハーピー「あ……三階の窓が開いてる」
〜ハーピーは翼を広げて、窓が開いている部屋にずしゃあっと滑り込んだ〜
ハーピー「うぐぐ……」
勇者「すやすや、すやすや」
ハーピー「勇者殿の寝顔、かわいいなぁ……。こんな人と一緒に旅ができるなんて、アタイは幸せ者だ」
勇者「ううむ、魔王め……ぐううっ……」
ハーピー「うなされてる……かわいそうに。アタイがそばにいるから、夢の中でまで苦しむなよ……」
〜ハーピーは勇者の眠るベッドに寄り添って身を横たえた。穴の空いた翼がズキズキ痛んだが、勇者のことを考えると、不思議とその痛みは和らいだ〜
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