16:名無しNIPPER
2018/02/09(金) 00:07:51.68 ID:kd0Dc5wl0
加賀本人は、どうしたのだろう、残り三分の一ほどとなったアメリカンドッグを矯めつ眇めつしていた。
「当たりでもあったか」
「……?」
俺の方を見られる。なんだ。
「おいしい」
はぁ?
そりゃよかったな?
まるで要領を得ない俺の前で、同じく容量を得ていないであろうに、加賀はとても満足そうに笑った。
まるで普段とは違った、控えめだけど輪郭のある、蒲公英のような笑みだった。
「おいしいです」
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