91:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:28:20.63 ID:fFo8HSJq0
寝起きだからかソラが相手だからか、対応が雑になっていく。
「出た出た。宇宙人未来人のコント」とその場にいた数人に笑われる。
……変なイメージを持たれているな。
ソラと善くんと、指で数える程の人としか話していないのがここで効いている。
意外と見られているのも驚きだ。
まあ、アレか。高入組だからってのもあるか。
ソラに場所を詰めてもらってから台車に乗り込む。
俺もソラも特段小柄ってわけではないが、この台車の大きさなら三人まで乗れそうだ。
「よし。スピードは三種類あるけど今回は一番速いのでいくからな。
あと手すりは絶対離すなよ。めっちゃ揺れて危ないだろうから」
と簡単な説明を受け終わると、ガテン系のクラスメイト三人(柔道部、ラグビー部、バスケ部)が手袋を嵌めて俺たちの後ろについた。
せーのっ、という掛け声が掛かり、台車を三人がかりで教室の中へと半ば押し投げるようにして入れる。
初速だけめちゃくちゃ速いやつか……、と思った通り最初の下り坂を下るスピードを活かして最後まで進んでいくらしい。
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