90:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 01:27:26.75 ID:fFo8HSJq0
休日の昼下がりだというのに、この教室以外のそこかしこから様々な音が耳に届いてくる。
そんな行事に対して本気な人の集まりによく分かっていない俺が入っていってもな、と考えていた。
決して面倒くさいと思っていたわけではない。
……七割くらいそう思っていたというのは隠し通そう。
「ミクちゃんや、ビビっているのが丸見えじゃぞ」
そんなことを考えつつ台車の方へ目を向けていると、隣からため息混じりで声を掛けられた。
「いやビビってない」
「昔からおぬしはビビりじゃからのう……わしがついてないと心細いじゃろ」
ほれ、とかなんとか言いながらソラは台車に乗り込む。
どうせ自分が乗りたいだけだろうな。
「てかおまえそれ何キャラだよ」
「広島弁」
「嘘つけ」
「じゃあ江戸時代の人」
「知らねえよ」
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