79:名無しNIPPER[saga]
2018/04/06(金) 18:24:04.29 ID:LZXIfz580
一時的な、短絡的な好きを好きと言ってしまいたくない。
ましてやその好きを嫌いになるだなんてもってのほかだ。
理屈付けられはしないが気にせずにはいられない。それだけのことだ。
「秋桜と紫のアネモネ。ぱっと思いつくのならその二つ」
この流れで言うのはアレだけどね、と彼は肩をすくめる。
「どう? センスある?」
沈黙が生じる前に言葉を続けられたので、
「どうかな」
と笑ってみせた。
「ああでも、花言葉の類は全く知らないんだよね」
「大丈夫だよ。私もそこまで知らないし」
「込められた意味があるなら知っておいた方がいいのかな」
「……いや、それもどうだろうね」
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