317:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:50:57.14 ID:3FrzmiYZ0
「そういえば、よかったですね」
「うん?」
「東雲さん、ちゃんと描けるようになって」
「……あー、うんうん、そうね」
先輩は微笑み混じりに頷いた。
けれど、
「でもね」と次の瞬間には暗い表情を見せた。
「これからだよ、シノちゃんも……私も」
「……」
「ねえ、白石くん。約束はこのまま継続でお願いできないかな」
「約束?」
「……覚えてない?」
いえ、と首を横に振る。
それはちゃんと覚えている。
「……どうしてですか?」
訊ねると、先輩はなんとなくつらそうな顔をした。
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