312:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:47:11.75 ID:3FrzmiYZ0
「実を言うと、最初からわかってたんですよ」
「何を?」
「奈雨ちゃんが、先輩のことが好きってことですよ」
「あ、そうなの」
「はい」と零華は楽しげに笑う。
「先輩に会いに行くとき、うきうきした表情で休み時間に歯を磨きに行ったりだとか、
わたしがいくら話しかけてもうわの空で頬を緩ませながらリップを塗ってる奈雨ちゃん、すごくかわいかったので」
「……はあ、そうなのね」
返答に困る。
てか、いくらなんでも本気すぎはしないだろうか。
「あのう、先輩。ほっぺたゆるゆるですよ?」
「そうでもない」
「あはは、かわいー。わたしが特別につねってあげましょう」
「やめろ」
「よいではないかー、ふふっ」
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