311:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:46:26.79 ID:3FrzmiYZ0
零華の反応は、思ったよりも薄く、
「先輩って酔ってても絶対そういうことしないと思いますし……」
と鼻で笑われる始末だった。
まあ、とはいえ、本当のことは奈雨しか知らない。
伯母さんが目撃する前に、俺からしていたかもしれない。そうじゃないかもしれない。
今となってはどうでもいいことなのだ。
さっきは驚いたけど、どこかのタイミングで本人に訊こうとは思うけど。
「でもわたし、もっとすごいこと知ってますよ?」
零華は悪戯っぽく笑う。
「はあ」
「知りたくないですか? 知りたくないですか?」
「べつに」
「ふふふ、そう言われても勝手に話しちゃうんですけどね!」
どんだけ話したいんだよ。
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