270:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:16:11.16 ID:3FrzmiYZ0
「あっ……」
奈雨の驚いたような、戸惑ったような声を感じつつ飲み干し、机に空になったペットボトルを置く。
そしてその流れのまま彼女の隣に腰を下ろす。
「もう寝るか」
「うん。……てか、あの」
「よし、じゃあ電気消すか。今日も一緒でいいよな」
「それは、うん。でも、えっとさ」
「リモコンリモコンっと──」
近くに手を伸ばすと、「ねえ」と奈雨に腕ごとつかまれる。
「お兄ちゃん、さっきから顔真っ赤だよ」
「……うん。だから電気消さない?」
「消さない」
「消さないのかよ」
「うん。お兄ちゃんのこと見てたいし」
「……奈雨も赤いけど」
「知ってる。なんかすごくドキドキしてる。お兄ちゃんの顔をただ見てるだけなのに」
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