259:名無しNIPPER[saga]
2018/08/09(木) 15:50:46.29 ID:ZdvxIxQI0
「奈雨のこと、好きだよ」
「……あ、う……わ、わたしも好き!」
「うん」
「……えっと、わたし、いま幸せすぎてやばいかも」
なんだろう。
いままで見てきた奈雨も十分にかわいかったけど、うん。
「そうだな。……やばい、な」
もはややばいとしか言い表せない。
瞬間瞬間のかわいさがキャリアハイだと思えてくる(深刻な語彙力不足)。
しばらくこの多幸感に浸っていたい気持ちもあったが、立ち上がって歩き出すことにした。
話しているときは全く気付かなかったけれど、二人とも雨で身体がずぶ濡れになっていた。
もう大して意味のない傘を差そうとすると、奈雨は俺の腕にがっちりと抱きついてくる。
目で理由を問うと、寒いから、と。
いや、と何かに気付いたように首を横に振って、好きだから、と。
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