249:名無しNIPPER[saga]
2018/08/09(木) 15:43:02.88 ID:ZdvxIxQI0
「お兄ちゃんにそう言ってもらえるの、他の誰に言われるよりも嬉しい」
「そっか」
「……うん。それと、なんていうか、安心した」
「安心?」
「全部終わったあとに、クラスの友達とか、先生とか、いろんな人から褒めてもらえて、
……でも、お兄ちゃんからはまだ聞けてなくて、どうだったんだろうって思って、けど、直接聞きたいなって、思って」
不安だったんだからね、と彼女は頬を膨らませ、俺の二の腕を掴んで揺する。
俺だって直接言いたいと思ってた、とはわざわざ答えるべきではないのかもしれない。
「そういえばさ、始まるときに目が合ったじゃん」
「あー、そうだな」
やっぱり合ってたのか。
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