18:名無しNIPPER[saga]
2018/02/17(土) 18:08:26.07 ID:rPbMqZ0L0
「お金渡すから私の分もよろしく」と胡依先輩が手をあげて言えば、
「私のも、ちょっと手が離せないからお願いできるかな」と東雲さんがそれに続く。
二人がそうなら、みんなの分を買ってくるのが正解かと頭の向きを変える。
その視線の先、ソラはニヒルな笑みを浮かべたかと思えば、大きめの手提げ紙袋をガサゴソといじりだした。
「鍋したい」
そう言って取り出したのは黒い土鍋。
ご丁寧に、菜箸やらおたまやらも後から出てきた。
「お泊まりといえば鍋だろ」
「そうか?」
訊き返すと彼はあからさまにむっとする。
女子達を見やると、東雲さんは頷きを返すのみだったものの、胡依先輩は目をキラキラさせていた。奈雨は言わずもがな、どっちでもいいよ、という顔。
「そんで、材料買ってこいと?」
「おう」
「まあいいけど」
コンビニの食材では心許ないから、スーパーまで行くのが賢明か。
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