170:名無しNIPPER[saga]
2018/06/29(金) 01:19:46.33 ID:CaJ2VfCb0
「あー、そういやそうだったな。おまえ見に行かないの?」
「来るなら午後に来てくれって言われたから」
「体育館今でもめっちゃ混んでたぞ」
「ステージ人気らしいね」
「じゃあ俺遊んできていい?」
「なぜそうなる」
「え、だめ?」
「いやいいけど」
特にすることもないが、ここにいてもそれは変わらない。
一人であちこちをうろちょろするよりはクラスに貢献した方がいいだろう。
何か昼飯買ってきてやるよ! などと言って足早に去っていくソラの後ろ姿を見送り、
手元のパンフレットを広げ、近くの階の模擬店と、それからステージの予定表を確認する。
午後の部の一回目は……十三時半からか。
こういうときの待ち時間は決まって時間が長く感じる。世の定め(なんだそれ)。
そういえば東雲さんと胡依先輩はどうしているんだろう、とぼんやり考えていると、次のお客さんがやってきた。
341Res/257.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20