155:名無しNIPPER[saga]
2018/05/29(火) 01:30:34.47 ID:xutan3/t0
「そんな毎日のなかで一番つらい時間は、夜にベッドに横になって真っ暗な天井を見上げて、
今日のわたしは上手くできてたかな、誰にも迷惑かけてないかな、ちゃんと笑顔を作れてたかな、って一日を振り返る時だった」
「……うん」
「だからかな。いつのまにか、わたしは寝ることが怖くなったの」
いくら悩んだところで、朝起きれば学校に行かなくちゃならなくて、また気を張らなきゃいけなくて、
でも、眠らなければ、ずっと自分の部屋に閉じこもっていれば、わたしはわたしのままでいられる。
ほんとうの、ただ弱いだけのわたしなんて誰も受け入れてくれないし、求められもしない。
だから──夜になると、明日への不安で押しつぶされそうになって、目を、閉じられなくなって。
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