7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/02/08(木) 07:59:31.25 ID:9Wp9vh8Yo
「……ん、分かった! 任せといて」
にゃははっ、と明るい笑顔を残して去っていく。
しばらくすると、再び部屋の扉はノックされた。
「どうぞー」
面接の開始。呼びかけて入って来た少女の顔は心なしかリラックスしてるように見えた。
……一人目の面接を終えて律子が言う。
「あの子、いい感じに緊張が抜けてたみたいですね。……これも恵美のお陰かしら」
「フフン、俺が見つけて来たんだぞ。人を見る目は確かなのさ」
そうして得意になった俺の前で、二番目にやって来た面接者が自己紹介。
「や、やぶきっ……か、かにゃっ! 矢吹かにゃです! じぅ……よっ、4歳です!」
……4歳? カミカミな少女の言葉で疑問符が頭の中に浮かぶ。隣で律子がフッと笑う。
「でもまぁ、過信するにはまだ早いようですけど」
「そ、そこがまたカワイイじゃないか」
「二人とも私語は謹んで。それじゃあ矢吹さん、私から質問なのだけれどさっき口ずさんでいた歌は――」
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