35: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/02/09(金) 00:07:08.34 ID:Ui02l9zqo
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私は、小さな頃から劇が好きで、
母に頼んでは色々な劇場に連れて行ってもらいました。
そこで上演されるお芝居やミュージカルは、
家で読む絵本の中の夢物語が現実世界に飛び出して来たような迫力で……!
引き込まれたんです、私。夢中になった……まるで魔法にかけられたみたいに。
そうして、最後にはいつも自然と涙が出るほどの感動を。
そう! 胸の奥底から体の芯まで震わせて、
心を強く揺さぶるような感動を味わう――その虜になってたんだと思います。
快感を、ええ、強く求めることと同じように。
けれど、いつの間にか満足できなくなっていた。
私の心は、気持ちは、いつまでも観客でいることを良しとはしなかった。
……気づけば、私はこう思うようになってたんです。
「自分でも、あんな感動を生み出してみたい」
いつか自分も舞台に立ち、私の演技で、劇団のショーで!
多くの人に私がかつて味わったような感動を与えることができるならば……と。
そんな思いもあって、中学からは演劇部に。
活動には、自分なりに真剣に取り組んで来たつもりです。
……仲間と一緒に、一つの舞台を作り上げていく作業は充実と困難、
それになにより達成感を私に与えてくれました。……そして同時に、新しい欲も……私に。
「それが、アイドル」
ただ舞台に立つ、それだけでも、
人を惹き付けて止まない魅力を持ったアイドルになりたい。
……途方もない、身の程知らずな夢だと笑われてしまうかもしれないけど。
でもそれは、最初の夢とイコールだから。
舞台で輝く役者(アイドル)になる、役者が輝く舞台を作る!
そうして出来上がった最高のショーは、きっと、
沢山の人の心を動かすことができるって信じる舞台を見せたいから!
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