北条加蓮「運命的、あるいは作為的」
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25: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/02/08(木) 01:58:27.37 ID:1k4n5Mtx0



インターホンを鳴らし、しばらくしてがちゃりと扉が開く。

出てきたのは美人な女の人で、いかにも事務員といった服を着ている。

「あ、えっと。北条、北条加蓮です。さっきスカウトされて……」

若干しどろもどろになりながら、そう告げると女性は「あー!」と声を上げた。

「そんな急な、と思いましたけど……なるほど、納得しました。どうぞどうぞ」

言って、女性はすごく自然な満面の笑みを浮かべる。

その言葉の意味はよくわからなかったけれど、歓迎はされているみたいだ。

案内に従って、女性の後をついて行った。



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