66:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:17:55.46 ID:kLIsZwOI0
「名前、つけとらんかったな」
TISは呟いた。BNKRGにとっては元人間だが、TISにとっては名無しの野良猫だ。
「どんなんがええかな」
BNKRGは口を開きかけたが、やめた。独り言が多い女である。
「まぁず」肩を叩かれた。
「はぁ?」ニャァ、と声が聞こえただろう。人間にはそれが困惑の声に聞こえるはずもなく。
「よし、これでええな。アンタはまぁずや。私が裏切ってしもたまぁずや」
「ちょ、ちょっと」
抗議の声をあげたが、それもむなしくBNKRGの名前はまぁずに決まった。
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