【モバマス】琥珀色のモラトリアム
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53:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/03(土) 00:55:02.23 ID:vBuyWfgt0
「やっぱり此処にいたか」

うわ寒いな、と言いながら扉を開き寒空とボクの世界に入って来たのは、言うまでもなくプロデューサーだ。彼はまだ雪の残滓が僅かに残る凍り付いた屋上をしゃくしゃくと踏みしめながら、真っ直ぐにボクの隣へと並んだ。

「それで、どうしてキミは態々こんな所を訪ねてきたんだい」

「此処ならお前がいると思ってな。……まだ、返事をしていなかったから」


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