6:名無しNIPPER
2018/01/31(水) 23:10:06.82 ID:DWbRssyX0
「えー、なになに、どうしたんですかー」
口の周りにカレーがついていた。それを指摘してあげると、飛龍は慌ててナプキンで口元を拭う。
彼女の疑問は、申し訳ないが別に大したことではないのだった。単なる日常の延長線にすぎない、とるにたらぬ私の暇つぶし。それに提督が付き合ってくれているという、面白みのない説明になってしまう。
おいしいものを食べるのは当然大好きだ。寧ろ嫌いな人間がいるものかと思う。
そしてそれと同じくらいに、いや、あるいはそれ以上に、私は食事をおいしく摂りたいのだ。
おいしいものを食べるのが喜びなら、ものをおいしく食べようとするその心技体こそが、人生に彩りを添えるのだと私は声を大にして憚らない。
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