【モバマスSS】P「幸せは誠実な花言葉とともに」
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4:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 13:17:02.00 ID:SFuaoIoB0
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P「ほう。白菊ほたるさんとおっしゃる」
ほたる「はい」
暖かいココアを渡した後ポツポツと語り始めたことによるとアイドル志望の女の子らしい。
ほたる「それで、プロダクションに入ったんです。そしたらそこが倒産しちゃって」
P「ほう」
まあよくあるっちゃよくある。芸能事務所は水商売のようなもの。機を逃したりなんかのきっかけでつぶれることも多い
ほたる「別の事務所に行ったらそっちもなくなってしまって」
P「マジか。全部で何回目?」
ほたる「4回目ですね。それでもう噂になってるみたいで」
・・・そういえば聞いたことあるな。疫病神なアイドル候補生がいるとかなんとか、・・・部長は無能の戯言って一蹴してたっけ。
ほたる「それで、もう。諦めようと思って、お金もないし、家を追い出されて荷物を実家に送った帰りで」
ほとんどなにもないですけどね。と少女がはにかんだ・・・なかなかきつい。
ほたる「それで、美味しそうだなって思って使える最後のお金使って焼き芋を買ってみたんです。そしたら」
P「俺にぶつかったってわけか」
まだ一口も食べてなかったっぽいしなあ。そら泣きそうになるわ。
P「帰ったらどうするの?」
ほたる「わかりません。何をしていいのか」
P「・・・白菊さんはまだアイドルやりたい?」
ほたる「オーディションはいくつか受けたんですけどどこも駄目で、もうお金もないので。でも、まだ戻ってきたいです」
・・・やりたい意欲はすごい。普通なら諦めるところだ。・・・ルックスはかなりいいと思う、特に首元。よし、決めた
P「あのさ、225プロダクションって知ってる?」
ほたる「あ、はい。お名前だけは。書類だけ送ったんですけどオーディションをやってなかったみたいで門前払いでした」
P「白菊さん。もう一度確認したいけどアイドルやりたいんだよね?」
ほたる「はい」
P「ちょっとまっててもらっていいかな?」
電話をかけることにする。千川さんでも部長でもいいや
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