【モバマス】 塩見周子「なか卯には人生がある」
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38:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/28(日) 04:24:35.68 ID:nBRbhFMNO
P「……すまん、待たせた」
周子「ほんとだよー。最近は芸能人へのパパラッチが過激なんだから気を付けてよねー」
P「すまん……」
周子「冗談だよっ。言い出しっぺはあたしなんだから、そんなに深刻にならないでよ」
P「あと、ここに来るのすっかり遅くなっちまった……」
周子「いいよ。だって、ギリギリまでお仕事してたんでしょ?」
P「……ああ」
周子「プロデューサーさん、なんか今日はらしくないね? どーしたん?」
周子「あたしは大丈夫だから、ほらっ」プニッ
P「ほ、ほっぺをつまむにゃよ……」
周子「ふふっ……。プロデューサーさん、もしかしてうちに来るの緊張してるん?」
周子「大丈夫だよ――いつもお仕事お疲れ様。ありがとね」
周子「ほら、おうち帰ろっ?」
P「俺のうちじゃないんですが……」
周子「〜〜♪」
P(夜の京都。観光客でごった返す昼間とは違う、どこか不思議な雰囲気……。京都タワーがそんな街の空をぼんやりと照らしている)
P(俺の手を引いて歩く周子……。その後姿はどこか妖艶で、この世ではないどこかへ誘われているような錯覚を覚える。永久不変で、とこしえの海へ……)
P(ぼんやりとした景色と、ぼんやりとした明かりと、ぼんやりとした意識……)
P(浮ついた足で、俺はやがて周子の実家へ辿り着く)
P(帰る場所――)
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