【モバマス】 塩見周子「なか卯には人生がある」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/28(日) 03:09:42.09 ID:nBRbhFMNO


 ヴヴヴ……。


周子「……?」


周子「プロデューサーさん……?」


周子(スマホを見ると、プロデューサーさんからのメッセージ……。どうしたのかな?)


 あまり、思いつめるなよ。


周子「――ッ!?」


周子「どうして……」


周子「ふふっ……」


周子(ほんと、あの人は――あの時も)


周子(そうそう、プロデューサーさんだ。あたしはあの人に……)


周子(あれから、あたしは依然として父とは冷戦中だった……。あたしはなんとか謝罪する糸口を掴もうと、母に間に立ってもらって、そうしてお店の手伝いをしていた)


周子(そんな時だった――彼がお店に現れたのは)


周子(あたしは目を疑った……。だって、進級試験の時に審査員として席に座っていた若い試験官が、あたしのお店に来たんだもん)


周子(彼は、プロデューサーさんその人だった)


周子(彼はあたしを見るなり『生八つ橋、ありますか?』と聞いて、そうしてそれを二箱ほど購入した。そしてその後、プロデューサーさんは衝撃的な一言を父へ言い放つ……)


 お父さん、娘さんを下さい。


周子「……ッ」


周子「プ……! くくく……!」


周子(駄目……!今思い出しても……!)


周子(真剣なプロデューサーさんの表情と、開いた口が塞がらない父の顔……!)


周子(あたしも、きっと物凄い顔をしていたと思う)


周子(父が何か言う前に、プロデューサーさんは名刺を掲げ、そして次々とまくし立てた)



 私は〇〇という、大手芸能事務所から独立した現在の社長が立ち上げた会社で、アイドルのプロデュースを行っている者です。

 先日、娘さんの進級試験の際に審査員の一人としてお邪魔させて頂きました。

 娘さん――いや、塩見周子さん。彼女には素晴らしい魅力があります!

 私どもの会社はいわば黎明期で、駆け出しです……。なので私は系列事務所が抱えている全国の養成所を周り、戦力を探していました。

 単刀直入に申し上げますと、私どもには周子さんの力が必要なのです!

 改めて、周子さんを私に下さい……!






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