60:名無しNIPPER[saga]
2018/01/23(火) 22:36:25.47 ID:QxgIwWOp0
冬の始まりのころでした。草木が枯れていた記憶があります。
「ソロライブの時期が決まったぞ!森久保ォ!」
死刑宣告、でした。それは以前言われたときよりも具体性が増していて、
企画書には、森久保乃々、ソロライブデビュー! と恐ろしい文字が書かれていました。
「ソロライブなんてむーりぃー」
「じゃあグループでデビューするか?」
「グループはもっとむーりぃー。キノコさん、キノコさんと一緒ではダメなんですか?」
「輝子はもうデビューしているしなぁ。このライブは初ライブの子しか出せないんだ」
プロデューサーさんは一つずつ説明をしていきました。時期は三月の末。三か月以上先の事でした。
その間、仕事の量は減らし、空いた時間をレッスンに充てる。
プロデューサーさんも出来る限り同席し、様子を確認する。私はもう一度首を振りました。
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