森久保乃々「さよなら、森久保」
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146:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:23:11.07 ID:GJMDUn0X0

 イントロが終わり、客席に目を向けると、
 そこにはキノコさんにトレーナーさん、プロデューサーさんの姿がありました。
 三人とも私を心配そうに見つめています。
 
 心配するくらいなら笑っていてほしかったんですけど、と私はひねくれ、
 それと同時に、見てもらえているということがたまらなく嬉しくて、
 最初の鬼門であるウィンクのシーンが来ると、その三人に届けと、私はウィンクを飛ばしました。
 
 歓声がさらに沸きました。プロデューサーさん達はほっとしたように私を見つめていました。
 
 優しい笑顔でした。三人のその笑顔を、私は一生忘れないでしょう。

 歌に踊りを続けました。身体の重さはどこかへと消えていました。



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