4:名無しNIPPER[saga]
2018/01/23(火) 06:07:33.04 ID:RpqNEFizo
菜々さんに麦茶の用意と、余分にお湯を沸かしてもらうことを頼んでしばしの後。
オフィスの一角、普段はアイドルが読書や勉強、あるいはゲームなどに使っているテーブルセットが食卓となっていた。
湯呑み、それからお湯を注いでそろそろ三分経とうかというカップラーメンが、それぞれ二つずつ。
簡素ながらも、今この瞬間においては温かみが何よりのご馳走であろう。
響子やまゆ、それから菜々さん自身にも――つまるところ、日頃から手作り弁当を差し入れてくれるアイドルたちから控えるように言われていたインスタント食品。
隠し持っていたその秘蔵っ子を、解禁したために成立した食事である。
「緊急事態ですし、こういう時くらいは仕方ない……ですよね? 皆にも、内緒にしておきます」
菜々さんからトリート判定のお墨付きも頂いた。
「でも、食べ過ぎはノウッ!ですよ? Pさんも、ちゃんと美味しい物を食べないと、体調崩しちゃいますから!」
しっかりと、釘も刺されたが。
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