凛「ある日森の中で熊さんに出会ってしまったにゃ」
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47:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:41:05.37 ID:9t9di5dZ0
穂乃果「はぁ・・はぁ・・や・・やった・・やったよ!!みんな!!」
穂乃果は安堵し、絵里たちがいる別荘の方向を振り返った
絵里「穂乃果!!危ない!!」
絵里が悲鳴を上げる
48:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:44:11.21 ID:9t9di5dZ0
穂乃果(ああ・・私ここで死んじゃうのかなあ・・)
穂乃果がそんなことを思い諦めかけていた時に、急に熊の力が抜けて、その巨体が横にバタリと倒れた
穂乃果「いったい・・なにが・・」
穂乃果が熊の組み伏せから解放されたときに、目に移ってきた光景は熊の真っ黒な首筋に斧を深々と突き刺し、
49:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:44:50.67 ID:9t9di5dZ0
希「熊の生命力を舐めちゃあかんよ穂乃果ちゃん・・危ないところやったな・・」
希は落ちていた猟銃を拾い上げ、その銃身を二つに負って弾丸を込める
希「海未ちゃん離れて・・もう起き上がってこれないようにとどめを刺しておくから」
50:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:46:22.35 ID:9t9di5dZ0
絵里「希!!大丈夫!!」
絵里が別荘の中から飛び出してきて希にケガがないことを知り、ほっと胸をなでおろした
凛「やったにゃ!!さすがだよ希ちゃん!!」
花陽「し・・死んでいるの?」
51:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:47:13.68 ID:9t9di5dZ0
穂乃果「私たちは・・みんなを守れたんだよね?この熊は悪い熊だったんだよね?」
生き物の命を奪った重みを感じているのか、穂乃果ちゃんが縋るような目で希ちゃんを見つめた
希「確かに・・守ったな・・負けた方は死ぬ・・これが自然の摂理や・・たとえ熊にウチらが負けて皆殺しにされたとしてもそれもまた自然の摂理やったんや」
52:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:48:32.66 ID:9t9di5dZ0
ギコギコギコギコという鉈が熊を切り刻む耳障りな音が響いた
希「大きく育ったな〜・・あんさんはおいしく料理して食べたるで・・」
ギコギコ・・ギコギコ・・ギコギコ・・
53:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:49:36.81 ID:9t9di5dZ0
ことり「みんな〜!!!!」
ことりが真姫の別荘から駆け寄ってきた
ことり「にこちゃん目を覚ましたよ!!穂乃果ちゃん達が熊を仕留めたっていう報告したら目を丸くして驚いていたよ!!」
54:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:50:26.48 ID:9t9di5dZ0
希「それじゃあ・・大きな鍋を用意してや真姫ちゃん・・」
希はそういって眼前の熊の肉塊を指差した
穂乃果「にこちゃんを連れて来よう!!宴を始めよう!!今日のご飯は熊鍋だよ!!」
55:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:51:04.51 ID:9t9di5dZ0
花陽「イタっ」
ことり「ぴぃ!痛い!!!に・・にこちゃん?」
にこ「なーに辛気臭い顔してんのよ!!アンタたちはスクールアイドルμ.sのメンバーなのよ?ほら、笑って笑って!!こうやってにっこにっこにー♪って!!」
56:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:51:46.33 ID:9t9di5dZ0
希「食うか、しゃべるかどっちかにしや、行儀悪いで?それでどうや熊肉は?」
にこは神妙な顔で口の熊肉を咀嚼する、うまいともまずいともわからない微妙な顔で熊肉を頬張った
にこ「・・なんて言えばいいのかしらね・・今まで食べたことない味ね・・獣臭いっていうのかしらね?」
57:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:52:30.93 ID:9t9di5dZ0
凛「ええ・・今の話を聞いて食欲が・・」
穂乃果「はむ・・ほんとだ獣臭いけれど・・おいしいねこれ!!」
熊の肉を頬張り満足げな顔で笑う穂乃果
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