8:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 21:15:29.92 ID:3iKMEwHU0
コタツ布団を捲り、中を覗き込む。中央から伸びるコードを見つけた。
のろのろ四つん這いで回り込み、ぱちりとスイッチをいれる。
すぐには明るくならない。コートを脱いで、空いているスタンドにかけさせてもらった。
さむいさむい、と広い面からコタツに入り、足を伸ばした。
一息つく。
アルコールはもうけっこう抜けていた。体のぽかぽかも、介抱の間にずいぶんと奪われてしまったみたいだ。
中はまだしんと冷えている。
コタツ布団をぱたぱたとさせた。微かに明かりはついているけれど、なかなか暖かくはならない。年代物だし、しかたない。
なんとはなしに、天板を眺めた。
木を分厚く削りだしてるようで、表面には木目が浮いていた。ニスがひいてあり、少し光沢がある。
小さな傷がいくつも出来ていた。
多分、どこかには奈緒さんが味噌汁を零したり、そういう跡もあるんだろう。よく零していたもんな。
それをぼぉっと眺めながら、ふと『天板すごい重かったな』と思い出す。
――そうだ。これを運ぶのは、私も手伝った。
たまたまシアターにいたみんなで、ひいこら言いながら運んだ。あの時も部屋の中央にどんと置いたんだ。
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