奈緒「志保、コタツはいつでも出せるんやで」
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22:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 21:23:58.68 ID:3iKMEwHU0
「……でもなぁ。やっぱり、何も相談してくれへんかったのは、納得できへん……
 いや、したくなかったんやろうな、私は」

 奈緒さんはぱたりと顔を天板にのせる。くせなのかもしれない。
 あの頃にはなかったくせだって、そりゃあいくつも出来るだろう。

 私は何も答えることが出来ず、掌の中で缶をころころともてあそぶしかできない。
 ここで簡単に何かを言えるのなら、多分、あの時だって言えたはずなのだ。

 ひとりで迷い、ひとりで出した答えは、ひとりでその場を離れること。
 北沢志保をばらして残るのって、きっとそういうものだ。

 ――その時だった。


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