奈緒「志保、コタツはいつでも出せるんやで」
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10:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 21:16:40.53 ID:3iKMEwHU0
「あっ、そや、エミリーといえば……」

 奈緒さんがだらしない姿勢でリモコンへ手を伸ばす。
 ぴっと音を立てて、壁掛けテレビの電源が点いた。何度かザッピングして、目当ての番組に辿り着く。

「あぁ、もうそんな時間ですか」
「せやなー。一週間の楽しみやわ」

 ちょうど、話の種になっていたエミリーが映った。
 けっこう前からニュース番組のコーナーを任せられていて、私も偶にみる。日本の伝統芸能を取材する、そんな体裁が多い。

 今日は作務衣を着ているから、実際に何かを作るんだろう。
 髪の毛はたんぽぽみたいな金色で、あの頃と同じだ。
 ただ、髪型は随分と違っていて、肩口くらいに切りそろえられている。顔立ちも大人っぽい……というか、大人そのものだ。

 あの頃の仲間全員をテレビでみかけるわけじゃないけれど、いちばん変わったんじゃないかな、という気もする。
 まるで海外の映画スターみたいだ。

 とはいえ、ぴんと伸びた背筋、不思議と似合う作務衣、ろくろに立ち向かう真剣な眼差しをみれば、やはりエミリーだなとも思う。
 作業を終えた後、太陽のような笑顔も、あの頃のままだ。


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