【俺ガイル】一色「先輩の事が…好きです。」
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81:名無しNIPPER[saga]
2018/03/03(土) 23:04:43.99 ID:6sC3SVrv0

雪ノ下の話によると、こういうことだった。


今から10年程前、雪ノ下の父親は建設会社を経営する傍ら、県議会議員として初当選をはたし、二足の草鞋を履いていた。
議員職をこなしながら、自ら会社経営もしている。そんな有能な男の仕事ぶりは周囲から褒め称えられ、雪ノ下建設は大きな事業を次々と獲得していった。
周囲の人間から見れば、まさに順風満帆。言うことがない名家だった。



しかし、実際の状況はとても順風満帆ではなかった。雪ノ下の父親は不正を働いていたのだ。

簡単に言ってしまえば、会社のさらなる発展に目が眩み、議員としての権力を乱用したのだ。不正に公共事業等の落札を行っていた。
実際、政治家のこういったスキャンダルがよく報道されているように、このような事は日本の政治業界においては日常茶飯事なのだろう。バレないようにやることが、政治家として、企業として生き残る道なのだ。
その点に関して、雪ノ下の父はやはり頭が良いのだろう。数年の間その不正は誰かに暴かれることはなく、雪ノ下の父と会社に携わる複数人の間でのみ知られていた。

そんな状態が数年間に渡って続き、雪ノ下の父は議員としても徐々に名声を得て、会社経営も順調そのものだった。



しかし、悪事はそう長くは続かない。

雪ノ下建設の顧問弁護士である葉山の父が、雪ノ下建設の不正に気付いたのだった。




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