58:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 01:38:53.02 ID:QufURuRg0
由比ヶ浜「ねえゆきのん、本当に大丈夫…?さっきから何も話してないし、顔色も悪いよ?」
雪ノ下「大丈夫よ由比ヶ浜さん。本当に、少し考え事をしていただけだから。」
由比ヶ浜「そ、そう?なら良いけど…」
葉山「大丈夫かい?もしよければ保健室に」
雪ノ下「大丈夫だと言っているでしょう!!!」
バンっという強い音と共に、机を叩きつけて雪ノ下が言い放つ。その突然の出来事に、賑やかだった奉仕部室は一瞬で静まり返った。
雪ノ下雪乃は、強い人間だ。人に平気で厳しい言葉を言ってのけるし、相手に嫌われようと、蔑まれようとも強く言い放つ。
それは彼女の中で、絶対的な信念があるからだ。正しいものを正しいと、間違っているものを間違っていると言うだけの正しさが、そして強さが、彼女にはある。
俺がこんなに声を荒らげた雪ノ下を見たのは、初めてではないにしろかなり久しぶりの事だった。もしかしたら、陽乃さん相手以外では初めてかもしれない。
しかし、今回はそんなことよりももっと大きな、そして到底見過ごすことは出来ない、違いがあった。それは彼女という存在を考える上で、絶対に無視出来ない矛盾点だ。
今の雪ノ下雪乃の行動は、間違っている。
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