57:名無しNIPPER[saga]
2018/01/23(火) 00:26:53.09 ID:HJFWS4xt0
思い返せば、先程から続くお祝いムードの中、1人だけずっと言葉を発していない人間がいた。
雪ノ下だ。
てっきり何も言うことがないのかと思っていたが、今たまたま見つけたアイツの姿は、いつもの雪ノ下雪乃とはかけ離れていた。
1人集団を離れ、険しい表情でぼーっとしている。俺が声をかけたことで、由比ヶ浜もようやく雪ノ下の異様な様子に気がついたようだ。存在感がないのだ。あの雪ノ下雪乃が。
由比ヶ浜「ゆきのん?」
八幡「おい、雪ノ下!だいじょ」
雪ノ下「っ!!何かしら。」
はっと我に帰ったように、俺の問いかけを遮るように返事をする雪ノ下。
八幡「おい、大丈夫か?体調でも悪いんじゃないのか。」
雪ノ下「一体なぜそのような発想に至るのか、全く理解できないわね。悪いのは貴方の頭じゃないのかしら。」
そう言いながらいつもの様子に戻っていく雪ノ下。なに、俺への罵倒は回復呪文なの??ホイミー唱えてるの?
八幡「うるせえ、俺は学年国語3位だぞ?」
雪ノ下「それがどうしたと言うの?私は1位よ。」
うん、そうでした俺の上にいるんでしたこいつは。ついでに言うと2位は葉山。うん、二人も上にいる場所で堂々と言い放ったの俺ダサすぎるな。おかしいぞ。やだなにもうちょっと帰りたい。小町助けて。
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