59:名無しNIPPER[saga]
2018/01/25(木) 00:09:47.85 ID:P9OD1mkX0
八幡「…雪ノ下。」
雪ノ下「っ!!な、何かしら。」
八幡「…今のは、流石に良くないだろ。少し言いすぎなんじゃないのか。」
雪ノ下「…っ!」
俺にそう言われて、再び我に返る雪ノ下。少し間を開けた後、とても小さな声でこう言った。
雪ノ下「…ごめんなさい。取り乱したわ。」
葉山「いや、別にいいよ、むしろ俺もしつこかったかな。ごめんね。」
部室に沈黙が流れる。葉山、雪ノ下共に、なんと言って良いのか探りあっているような状態だった。
由比ヶ浜「あはは、ゆきのんも疲れたんだね…。隼人くんもこう言ってるし、ね?」
雪ノ下「…ごめんなさい、雰囲気を悪くしてしまって。少しお手洗いに行ってくるわ。」
掠れそうな声でそう言うと、雪ノ下はかなり弱々しい様子で一人部室を後にした。
葉山「…すまない皆。俺がしつこく聞いたばかりに。」
由比ヶ浜「は、隼人くんのせいじゃないよ!きっとゆきのん、本当に体調が悪いんだと思う…」
一色「そうですよ。普段の雪ノ下先輩らしくない怒り方でしたし、別に葉山先輩のせいじゃないです。」
そんな一色と由比ヶ浜のフォローを聞きながら、俺は先程の雪ノ下の様子を改めて思い浮かべていた。
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