9: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:46:09.34 ID:rvz5aNSu0
そのまま、ポスターの笑顔を捉えたまま、口を開く。
「私も……こんな風に笑えるかな?」
10: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:46:37.49 ID:rvz5aNSu0
〜〜〜〜〜
そうして今日、初めて事務所に行く日。
11: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:47:09.49 ID:rvz5aNSu0
事務所の前では、既にプロデューサーさんが待っていた。
「お、久しぶり、ようこそ事務所へ」
12: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:47:50.89 ID:rvz5aNSu0
「ここがレッスン室だ。運動は得意?」
「自信ないかな……」
13: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:48:18.90 ID:rvz5aNSu0
〜〜〜〜〜
「こっちがアイドル部門の部屋で、あっちがシャワー室とお手洗い」
14: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:48:49.32 ID:rvz5aNSu0
「はい、上向いてー」
その声と同時に、背中をポンと、叩かれた。
15: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:49:18.62 ID:rvz5aNSu0
「そりゃ、ポスターを床に貼るやつはいないさ」
「……どういうこと?」
16: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:49:57.46 ID:rvz5aNSu0
「できるじゃん」
「顔を上げるくらい……誰にだって……」
17: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:50:27.00 ID:rvz5aNSu0
なんだかちょっと、自信……とまではいかなくても、もしかしたら私にも、って。
そう思うことができて、ちょっぴり嬉しく感じてた。のだけど。
「じゃ、まずは、笑ってみてくれ」
18: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:50:56.37 ID:rvz5aNSu0
「いや、というかそれ……笑って……ええ……?」
「な、なんでちょっと引いてるの」
19: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:51:29.96 ID:rvz5aNSu0
〜〜〜〜〜
「えっと……ここ……かな?」
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