結城友奈「これは勇者たちの物語」
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58:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 21:59:52.16 ID:XPWcC209o

千景「くっ! 今更火球で攻撃してくるなんて!」

千景(私たちを邪魔するように太陽は火球をあられのように飛ばしてくる。勇者総がかりでその動きを止めていると言うのに、余裕があることで!)

千景(切り札を使用出来るくらいには回復している私だが、それもやはりリミットが存在し、その時間が長くないことは最早察している。だから、この程度の移動で力を消耗したくないと言うのが本音だが……やるしかないわね)

千景(私と高嶋さんが火球を避けつつ、避けきれなかったものを攻撃しようと──)

ズシャッ!!

千景(予想もしていなかった方向からソレは"しなる"ように飛んできて、火球の方角を大幅に変えた)



歌野「千景さん! 露払いは私に任せてちょうだい!」



千景「白鳥さん!?」

千景(……道理で一人だけ姿が見えないと思っていたのよ!)

歌野「乃木さんにここを任されました。ですから、格好の悪い姿は見せられませんね。──行って!」

友奈「……」コクン

千景(……流石高嶋さん。一瞬で最適な選択をするのね。それなら私も)

千景「……ありがとう」

千景(言葉はそれだけ伝えた。後は全てを彼女に託し、私と高嶋さんは火球を潜り抜けていく。攻撃は苛烈になっていくが、その全てを白鳥さんが撃ち落としてくれた)






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