結城友奈「これは勇者たちの物語」
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57:名無しNIPPER[saga]
2018/01/19(金) 21:57:21.25 ID:XPWcC209o

*巨大バーテックス直下地表

千景「本来の結城さん……? それはどう言う意味──」

ドゴーン!

友奈「大きなバーテックスの動きが止まった! でもあの姿、アニメと同じ太陽!?」

もう一人の友奈「……今がチャンスのようだね。ごめんね、こちらのぐんちゃん。詳しい話はまた後でかな」

千景「……そのようね。あれだけの数が居ても、太陽と化したバーテックスにまともな傷をつけられているようには思えない。ここから先は……アレの核を如何に叩くかの勝負よ」

もう一人の友奈「牛鬼の隠し機能を使えれば多分本来の歴史通りに倒すことはできると思う。けど、今その条件は満たされていないんだ」

千景(……そう言うこと。この高嶋さんも"彼女"と同じ境遇と見て間違いない。なら、過程は違えど目的は同じ。一切の疑惑を抱く必要なんてなかった)

千景「何か考えがあるの?」

もう一人の友奈「……うん。ここには二人の友奈が居る。それなら出来るはずなんだ! いけそうかな、高嶋ちゃん?」

友奈「大丈夫! いけるよ、結城ちゃん!」

千景(……全く、元の世界に居た頃からだけれど、高嶋さんにも謎が多いことで。けれど、それが高嶋さんの素敵なところなのよ!)

千景「……七人御先? 九尾の狐なんかに居場所を奪われているけれど、あなたはそれで良いの? 不服があるのなら、私にその最後の輝きくらい見せてみなさい!!」



友奈『一目連っ!』

千景「七人御先ッ!」



友奈「──行こう! ぐんちゃん!」

千景「ええ! 高嶋さん!」

千景(切り札を纏い、私と高嶋さんは真っすぐ目の前の太陽へと向かって行く。──もう一人の高嶋さんの姿は消え、二人の高嶋さんが今一つに重なっていた)






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