結城友奈「これは勇者たちの物語」
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46:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 19:59:43.67 ID:zws8Sn0ko

千景「……まったく、遅いのよ……」

千景(私の隣にはその人も居て)

美森「……」

美森「私からも色々言いたいことはあるけれど、今は素直に謝るわ。遅れてごめんなさい、千景ちゃん」ダッ

千景(それだけ告げて、満開した東郷さんと三好夏凜が巨大バーテックスに向かって行く。そして──)

友奈「ぐんちゃん!? ご、ごめんね、遅くなっちゃって……」

千景「……良いのよ。……答えは出たのでしょう?」

風「……ええ。千景たちが作ってくれた時間のおかげよ。……それに、私たちはあの子たちにも託された!」

樹「……」コクン

千景(決意をにじませた表情で犬吠埼姉妹も巨大バーテックスへと立ちふさがって行く。……伊予島さんたちの想いをあなたたちも引き継いだのね……)

千景「……高嶋さん、あなたも行ってあげて。私は大丈夫だから」

銀「……千景さんのことはアタシに任せてください。アタシはほら、夏凜さんの影響でまだまだ元気ですからね!」

友奈「……」

友奈「……うん。今度は私たちが頑張る番だもんね。──満開っ!!」

千景(高嶋さんも行き、五つの満開が巨大バーテックスの前に大輪の壁を作る。それを私は見届けた。……もう安心しても、良いのかしら……?)

千景(乃木さんと白鳥さんはすでに消え失せ、三ノ輪さんの勇者装束も不完全なものになってしまっている。……今、私の大鎌がその姿を失った。……私はきっとやり遂げたのでしょう……)

千景(──だから、満足よ)

千景(勇者服は消え失せ、七人御先の力で浮いていた私の身体も……そのまま地上へと、落下していった──)



銀「こんなところで楽になるなんて! アタシは絶対に許しませんからね!!」



千景(──落下の中、三ノ輪さんの声が近くで聞こえたような気がした)






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