11:名無しNIPPER[saga]
2018/01/12(金) 23:50:14.77 ID:QHT5/WDno
銀「やっぱり懐かしい感じがするんだよな……。こう言うのが身体で覚えているってやつかな?」
友奈(銀ちゃんは一瞬だけ複雑な表情を見せたけど、すぐに勇者の顔へと戻ると)
銀「千景さん、先陣はアタシに任せてくれるって約束でしたよね?」
千景「ええ、約束を違えるつもりはないわ。私もすぐに後を追うつもりだけれど……少しの間だけ任せても良いかしら?」
銀「……はい! 三ノ輪銀、確かに任されました!」
友奈(そして、銀ちゃんはぐんちゃん以外の全員に向かって)
銀「みんなの出す結論、アタシも全部受け入れますよ。だから、ここはアタシに任せてください──ねっ!」タタッ!
美森「銀っ!」
風「待ちなさい銀! あんた一人じゃ──!」
友奈(銀ちゃんは振り返らず、横顔だけで笑って、真っすぐに駆けていった。……大丈夫、私の知っている銀ちゃんは誰よりも強い人で、私が憧れた人なんだ)
千景「あなたたちが追いかけてしまったら三ノ輪さんの想い、その全てが無駄になってしまうのよ。増して、話し合いの出来なかった原因が自分だったら尚更ね」
友奈(ぐんちゃんはこの場に居る誰よりも銀ちゃんを信頼しているんだね……。銀ちゃんの後ろ姿を決して見ることなく、ぐんちゃんは言葉を続けた)
千景「それにあの勇者服、消耗品の力とは言え、以前の私が行った切り札開放時、その五割増し以上の力が今の三ノ輪さんには宿っているのよ。いえ、消耗品と割り切ったからの力と言えるのかもしれないわね。さらに、本来の自身の武器も加味したことで戦闘能力が向上しているようにも見えたわ。……とは言っても、多勢に無勢では限界が見えていることも確か。──だから、私も参戦するのよ」
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