464: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/02/02(金) 19:20:24.74 ID:nXSMbgjzO
衛兵「お、お頭、実は……」
お頭「ん? なんだ? どうした」
衛兵「……そ、そいつは……」
ジャン「……」ジー
衛兵「俺からジャン殿に質問させていただいてもいいですかいっ⁉︎」
お頭「かまわねェよ」
衛兵「ジャン殿、ちょっと」
お頭「なんだァ? 俺の目の前でコソコソ内緒の打ち合わせか? まさかおめぇら二人で宝を横取りするつもりじゃあるまいな」ニタァ
衛兵「ひっ⁉︎ い、いいえっ! そ、そういうわけではなく!」
ジャン「衛兵さん。お頭は俺たちの雇用主になるわけです。信用を失っちゃったら元も子もありませんよ」
お頭「……」
ジャン「聞きたいことがあれば、どうぞ。ご随意に」
衛兵「(よく考えろ! ここは、俺の岐路だ。分岐点だ。こいつは危ないやつだって、お頭に教えるべき。……で、でも、そうなったら俺の倍のボーナスは、どうなる……?)」
お頭「なにか、あんのか?」
衛兵「(密告しても、もらえるのか? この野郎はどこまでが本気でどこまでがウソなんだ。俺たちの仲間になりたいのは……本気……なのか? 女を襲ったのが気に入らなかっただけか?)」
ジャン「はやくしないと俺だけじゃなく衛兵さんの信用まで失ってしまいますよー」
お頭「だぁっはっはっ! おめェ、よくわかってんじゃねぇか!」バンバン
衛兵「〜〜〜〜ッ! ジャン殿っ!!」
ジャン「はい?」
衛兵「お、お金。お金は、好きですか?」オズオズ
ジャン「好きですよ」
衛兵「じゃ、じゃあ、女を襲うようなやつは?」
ジャン「嫌いですね。陵辱は胸糞悪くなるので」
お頭「あァ? そうなのかァ? 嫌がる女を征服するっていいもんだろうが」
ジャン「いやぁ〜俺ドMなんで」
お頭「……まじかよ」(ドン引き)
ジャン「や、やだなぁ! 冗談ですって!」
衛兵「(な、なら、でも、牢屋いきだって言ってたしな。俺を。やっぱり報告するか! 報告して報酬もらおう! それでいこう!)」
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