265: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/19(金) 14:51:35.27 ID:+r3xFqGgO
魔王「ラクに勝てる道を前にしてなぜイノシシのごとく突進するのか。我らは個を有利とすればこそ、失った時の損失もまた大きいのだ」
サキュバス「領土を広げるには、子を産み、魔族の母数を広げることが最重要課題」
魔王「で……ある。そうなればどちらにせよ今の領地では足りなくなる。資源も、土地も」
シンリュウ「勇者は……?」
魔王「やつは殺す。これ以上力をつけられる前に」
キングヒドラ「ならば! 私におまかせを! 必ずや勇者の息の根を止めてごらんにいれましょう!」
魔王「……場所はわかっておるのであろう?」
サキュバス「はっ。ミンゴナージュで遭遇してから日数がたっておりません」
魔王「キングヒドラよ」
キングヒドラ「ははっ!」ザッ
魔王「人間共のをなるべく刺激しないようにできるか?」
キングヒドラ「うっ……」
シンリュウ「そういう理由ならば我におまかせを。竜族は時に激しく、そしてまた時には静けさを持ち合わせております」
魔王「シンリュウよ。王、自ら動くのか?」
シンリュウ「サキュバスからの周知徹底によると、勇者はとんでもない力を秘めているとか。……であれば、下っ端にまかせるわけにもいくますまい」
魔王「返り討ち、なんて顛末にはなるまいな?」
シンリュウ「所詮は人の子。戦闘向きではない淫魔族が遅れをとったとて、古代から続く竜に敵うものですか」
魔王「良いか。よく聞け」
四天王一同「……」
魔王「先走るな。繰り返し念を押すが、お主らのどこが欠けてもまた時間をかけねばいけないくなる。我らに欠如して良い部族はない」
四天王一同「……」
魔王「狙うは勇者のみだ。よいな?」
四天王一同「……ははぁっ!」ドゲザ
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