126: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/13(土) 19:45:07.81 ID:/iL+wtxeO
【予選広場 グループD】
マク「――チキンナゲット5ピース拳っ!」ドンッ
ならず者「ぐえっ」ドサッ
司会「おっ! グループDは今ので最後ですねー! ……えぇ〜とぉ、マク・ドナルドさん本戦進出けってーい!」カーンッ
マク「ふぅ、やれやれ。異文化コミュニケーションした時はどうなることかと思ったが」
武闘家「……」スッ
マク「おっ、よぉ」
武闘家「素手でやってるの?」
マク「ん? うん、まぁ」
武闘家「師匠はああ言ってるけど、アタイ、信じられない」
マク「いいんじゃないか、それで。言われてもわかるもんじゃないだろ」
武闘家「それは、体験させるって言いたいの?」
マク「なんでそう物事を……斜に構えてとらえるんですかねぇ」
武闘家「本気じゃないから」
マク「む?」
武闘家「苦労した人にはね、ムカつくのよ。あなたみたいな人」
マク「……」
武闘家「アタイだって、昔から才能があると言われつづけてきた。でも、師匠に出会い、天賦の才に奢っていたのは自分だと気がついた。……そして努力するようになった」
マク「……」
武闘家「――あんた、努力したことないだろ」
マク「んー」ポリポリ
武闘家「師匠は今のアタイが気にいらないんだ。鼻を折るつもりだろうけど」
マク「そう言ってたなぁ」
武闘家「これはチャンス! 師匠にアタイの努力を見てもらうための! ……積み重ねてるものを……!」
マク「なぁるほど」
武闘家「勇者だかなんだか知らないけど、踏み台になってもらう。……じゃ」クルッ スタスタ
マク「……勇者と思わない、か。嫌いじゃないねぇ。ああいうの」
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