127: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/13(土) 20:03:28.03 ID:/iL+wtxeO
【コロシアム 観客席】
司会「れでぃぃぃすあんどじぇんとるめーーん! いよいよ本戦の開幕デーーーースっ!!!」
観客達「おおおおおぉぉぉーーっ!!!」
司会「十連続防衛中のチャンピオンの牙城を崩すやつはどいつだ! はたまた今回も防衛して破竹の新記録をたっせいするのかぁーーーっ! 無謀な挑戦者たちはぁ、こいつらだぁーーーっ!!」
僧侶「いよいよ本戦みたいですねぇー」
戦士「やはりこの空気はビリビリとくるものがある」
老人「口上で誤魔化してるダケヨ」
魔法使い「あっ、出てきた」
老人「さて、どこにおるアルカ」キョロキョロ
僧侶「チャンピオンの他にも知り合いがいらっしゃるんですかぁ?」
老人「今回の本命ヨ」
戦士「本命とは? 普通、弟子だろう?」
老人「ワシの弟子は負けるネ。ネタバラシて悪いけど確定ヨ」
魔法使い「えっ」
マク「……」スタスタ
老人「うんうん、ちゃんと勝ち進んでいるアルな」
僧侶「あのお方は〜……」
魔法使い「コロシアムの外で戦士とぶつかったやつじゃなかった」
戦士「あたしはたこ焼きしか見てなかった」
僧侶「くすくす。花より団子ですねぇ」
老人「女戦士よ」
戦士「なんだ?」
老人「アレをよく見ておくよろし。一挙一動、目を離さずに」
戦士「……?」ジィー
老人「勉強にはならないダロけど、気がつくものがあるカモしれないネ」
僧侶「と、いうことはぁ……あの選手が本命さんですかぁ?」
老人「台風の目といっても過言ではないヨ」
魔法使い「べ、べた褒めね」
老人「当たり前ヨ。強者たるもの、自分より強い者を褒めんと、なにを褒めるノヨ」
戦士「なに……?」
老人「独り言ヨ。聞き流すよろし」
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