95: ◆takaJZRsBc[saga]
2018/01/13(土) 22:50:27.28 ID:Xatsirjn0
ドラえもん「待って! なにか様子が変だ。トイレで透明マントをかぶって近付いてみよう」
のび太「でも、透明マントをかぶったらぼくたちもおたがいに見えなくなるよ」
ドラえもん「姿は見えなくても声は聞こえるし、はぐれないように手をつなげば大丈夫」
のび太「よし、じゃあ行こうか」
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桑田「ああぁ、畜生……人の気も知らないで野球野球言いやがって……
ガキどもがやりたいなんて言うから久しぶりにやりたくなっちまったじゃねえか」
桑田「いや! 違う! 俺は野球なんて嫌いだ。そうだ、大嫌いなんだ。夏は暑いし
ユニフォームや部室はくっせえしボウズはダセエし監督はうるさいし」
桑田「野球なんて嫌いだ野球なんて嫌いだ野球なんて大大大嫌いだ」
桑田「……ボール、投げてぇなぁ。バット振りてえ……」
桑田「違う! 違う違う違う! こんなの本心じゃねえ。俺は野球に洗脳されてるだけだ!」
桑田「好きじゃない。好きなんかじゃない! あー! 畜生ー! ムシャクシャするー!」
ブツブツブツブツ……
のび太「……なにやってんの、あの人? さっきからずっとあんなかんじだけど」
ドラえもん「あぁ……そうだったのか。桑田くんは本当は野球が大好きだったんだね……」
のび太「え、まさか? きらいだっていってるじゃない?」
ドラえもん「悪いことをしちゃった。とりあえずトイレに戻ろう」
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