657: ◆takaJZRsBc[saga]
2019/02/28(木) 00:24:58.08 ID:uNeTXwXQ0
カムクラ「一から作った訳ではありませんよ。ある人間を実験体にして脳や肉体を改造したのです。
その結果、元の人格は消え僕が生まれた。つまり、体は元々あるのです」
十神「それが日向創とかいう人間か。そいつはどうやって調達して来たんだ?」
カムクラ「あなた方本科の人間は知らないかもしれませんが、
希望ヶ峰学園には予備学科というものがあります」
桑田「予備学科? なんだそりゃ?」モグモグ
大和田「聞いたことねーぞ?」
霧切「数年前に出来たばかりの新設の学科よ」
不二咲「新聞やニュースで一時期よく取り上げられていたね」
腐川「新聞を読まないから知らないんでしょ」
朝日奈「ご、ごめん。あんまり興味なくて……」
舞園「その予備学科って一体なんですか?」
カムクラ「希望ヶ峰は度重なる研究で常に資金が不足していました。そのため、スカウト制でのみ生徒を
入学させるという制度を取りやめ、一般に門戸を解放したのですよ。それが予備学科です」
石丸「普通に試験で入れるということだろう? 日頃の努力が評価される、良い制度に思えるぞ。
僕もスカウトを受ける前は受けようかと思っていたが、入学金が高くてな……」
カムクラ「実態は真逆です。要は予備学科で入学する人間はあなた方本科の生徒と違い才能も実績もない
単なる凡人。彼等は本科と徹底的に区別され、同じ敷地で学ぶことすら出来ませんでした」
のび太「ええっ?! せっかく希望ヶ峰学園に入ったのにいっしょに授業うけられないの?!」
カムクラ「また本科の生徒が学費免除なのに対し、予備学科は通常の高校よりもずっと高い
入学金や学費を求められる。授業も設備も他の高校と何一つ変わらないのにです」
大和田「詐欺じゃねえか!」
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