658: ◆takaJZRsBc[saga]
2019/02/28(木) 00:28:44.46 ID:uNeTXwXQ0
セレス「天下の希望ヶ峰も堕ちたものですわね」
葉隠「…………」←人のことを言えないので黙っている
カムクラ「そう、要は本科の生徒とその研究のための金づる。――それが予備学科なのですよ」
ドラえもん「ひどい話だ。最初は憧れの希望ヶ峰に入れるってみんなワクワクしてたろうに……」
十神「フン、選ばれた人間しか入れない学校に金で入ろうとするからだ。自業自得だな」
苗木「でも、みんな知らなかったの? 設立一年目はともかく、
二年目からはネットとかで噂になりそうだけど」
カムクラ「それでも構わなかったんですよ。それだけ希望ヶ峰学園卒業者というネームバリューは
大きいし、形ばかりですが一応本科に編入するシステムも存在しました」
カムクラ「他の凡人共は駄目でも、自分だけは秘めた才能があってそれを見出だしてもらえる。そして
いつか本科に編入出来る。そんな浅はかな自惚れを持った人間が全国から大勢集まったのです」
キッド「浅はかって……そんな言い方することないだろ!」
王ドラ「夢を持つくらい別にいいじゃないですか!」
カムクラ「そうですね。夢を持つのは自由です。ですが最初から無理な希望を持ったくせに、
それを裏切られたからと勝手に絶望するのは『愚か』ですよ」
ドラメッド「愚か……何か引っ掛かるワードであるな」
王ドラ「!」
王ドラ「あなたの正体がわかりました! つまり、あなたは予備学科の生徒だったのですね!」
カムクラ「正解です。予備学科の人間は才能を渇望していた。それ故、学園側の人体実験に
自ら志願する者が後を絶たなかったのですよ。――全ては才能を手にするために」
石丸「何故……諦めてしまったんだ! 努力すれば大概の夢は叶う! 君達は努力すべきだった!」
カムクラ「努力と一言で言いますが、出来ないんですよ。普通の人には」
石丸「何を言うか! 僕は凡人だぞ!」
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