132: ◆takaJZRsBc[saga]
2018/01/17(水) 22:44:21.39 ID:tukZbStW0
ドラえもん「変だと思ったんだ。さっき舞園さんが取り込んでた洗濯物、舞園さんのを除いたら
男の人の物しかなかったし。家事は全部舞園さんがやってるみたいなんだ」
のび太「そんな……じゃあ、お父さんがかえってくるまで毎日おそくまでひとりぼっちなの?」
ドラえもん「だろうね……あ、テレビを見てる。これは……」
のび太「歌番組だ。あ、アイドルが出てる!」
ドラえもん「食い入るように見てるね」
のび太「いっしょにうたいだした。このころからうたは上手だったんだね」
さやか『みんなかわいいな〜。さやかもこんなキレイなお洋服を着て、にぎやかな舞台に立てば
もう寂しくないのかな。さやかも寂しい子を勇気づけてあげられるのかな……』
ドラえもん・のび太「…………」
さやか『今日も頑張る! いつか絶対さやかもあそこに立って見せるんだから!』
さやか『……お父さん、まだかな。遅いな……』
のび太「うわぁ……」
ドラえもん「そうか、舞園さんは寂しい気持ちをアイドルへの憧れに変えて今まで
ずっと一人で頑張ってきたんだ。だから、それが奪われそうになって
パニックを起こしてしまった。それが殺人の本当の動機なんだ!」
のび太「じゃあ、もうさびしくなんかないよっておしえてあげればいいのかな?」
ドラえもん「うーん、それは違うと思うな。だって、舞園さんはもうアイドルになって
しまったんだから、アイドルという存在自体に執着してると思う」
のび太「じゃあ、アイドルかんれんじゃなきゃとめられないってこと?」
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